ハイウェイ・トゥ・ヘルのDISC

大変長らくお待たせしました、

それでは妖精物語第四話、
「去り行く背中に」を上演致します。

雨の日のぬかるみに付けた、
勇気ある妖精の最初の一歩を、
初めは誰もが馬鹿にしたものです。

でも今ではそれが、
外を目指す妖精達の支えになっています。
いつの間にか、その一歩が大きな流れを作っていたのです。

敢えて苦しい道を選ぶ妖精達の気持ちは、
神には分かりません。
神は未来の自分の描く絵本に、
また残酷な題材が増えるのだろうかと思って気が滅入りました。

だから止めようとしました……。
ですが、力及ばず神は敗れてしまったのです……。

……カナヅチ妖精。

寂しい時は、いつでも森に戻ってきなさい。
悲しい時は、私達に手紙を書きなさい。
だけど辛い時は、どんなに辛くても踏ん張りなさい。

あなたを認めてくれた仲間達に、
恥ずかしくないように振舞いなさい。
それが、この道を選んだあなたの責務です。

今日、あなたに会って、一つ楽しみが増えました。
あなたを題材にすれば、誰もが笑顔になれるような、
そんな絵本が描けそうな気がしています。
……お互い頑張りましょう。

では、未来の絵本の主人公に期待して、
妖精物語、第四話を終了致します。

……私の妖精物語はこれで全て終了です。
引き続き、あなたの人生を楽しみなさい。

Chicory: A Colorful Taleを遊んでください
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