【PC88】Star Cruiser【01】 (たすけ)

２５世紀。

　宇宙開拓による新時代が始まり、人類は
近隣の星系にもその勢力を広げていった。

　この拡大により偶然にも異星人国家である
銀河連合との接触をはたした我が連邦政府は
人類の発展と平和を願い、銀河連合との友好
同盟をはかったが、現政権に不満を持つ者や
銀河同盟に対して不安の念を抱く一部の者は
これに強く反対し、反乱を起こした。

反乱は局地的なもので、すぐ鎮圧されたが
主謀者「ガイスト・ニードマン」の行方は
ようとして知れなかった。

　急激に拡大した新星系において連邦政府は
治安統制力を維持することが出来ず、辺境の
星系から治安が乱れ始め、次第に犯罪者が
増加していった。

中でもＶＯＩＤと呼ばれる組織は、急速に
勢力を拡大、またたくまに連邦全土を席巻し
人々に「暗黒の覇者」と呼ばれ恐れられた。

正体不明の組織、ＶＯＩＤの台頭は、
暗黒時代の始まりであるかにみえた。

この物語は、この巨大な悪に敢然と
立ち向ったハンター達の物語である。

どうも。たすけです。

スタークルーザーは、謎の犯罪組織『VOID』と、それを狩る賞金稼ぎ（ハンター）達の戦いを描いたスペースオペラ。セリフ回しや人物設定など全編を通じて独特の硬派な雰囲気があり、キャラの会話などは海外ドラマのよう。特に主人公のブライアンのセリフはいちいち格好いい。またBGMも非常に素晴らしいものばかりで、88の音源でここまで楽曲として完成されているのは、他に例を見ない。スタークルーザーの改造を軸とした能力強化も楽しい。そしてなにより、宇宙を飛んでいるという感覚がすごい。後半ワープで目的地へ即飛べるようになっても、意味もなく目的地までクルーズしてしまうほど。技術面でも、PC88でリアルタイムポリゴン描画というとんでもないことをやっていて、とにかく凄い。ベタ褒めです。だがベタ褒めせざるをえない。誰もがベタ褒めせざるをえない。そんなゲームです。